手荒れ対策でゴム手袋を使用した時の蒸れはどうしたらいいの?
手荒れ対策のゴム手袋で蒸れ
水仕事に、軽作業に、事務職の作業などに、手荒れ防止のためのゴム手袋は必需品ですね。でもゴム手袋をしていると蒸れてくる、そんな悩みへの対策をまとめてみました。
ゴム手袋で蒸れる原因
ゴム手袋で蒸れる原因は、作業時にかく手汗によるものです。布製の手袋に比べて防水性と気密性が高く、肌の保護力はとても高いですが、反面として通気性が悪いというデメリットもあります。
汗をかいても水分が逃げることがないので、蒸れてふやけてしまうのです。さらに気になるのがゴム手袋着用時の特有のにおい、汗と素材特有のにおいが混ざり合って放たれます。
しかしこれは汗そのものの体臭ではなくて、蒸れによって生じた雑菌が原因の場合がほとんどです。このような蒸れとにおいに対する対策は、汗を吸収してくれる素材の手袋を付けてから装着することです。
綿や絹などの天然素材で薄手のものであれば、ゴム手袋の中で着用してもかさばりません。さらに汗を吸い取ってくれるので、蒸れの防止に一定の効果が見られます。
また制汗デオドラントパウダーなどを使って、手汗の量を抑えることで蒸れにくくすることもできます。しかし一番はやはり、一定時間使用したら外して汗を拭くことです。これなら肌にとっては最も負担が少ない対策になるでしょう。
蒸れにくい仕様のゴム手袋
とはいっても、何度も取り外しを繰り返すのは作業を中断することにもなり、とても面倒です。そんなときは蒸れにくい仕様のゴム手袋を使うという手段もあります。
透湿性と防水性の両方を兼ね備え、表面は防水性の高いゴム素材でありながら、手袋内部には手汗を吸収、放出してくれる特殊な裏毛がついています。
そして密着性やゴワゴワせず作業がやりやすいという、ゴム手袋ならではのメリットはそのまま残っています。少し高額なのがデメリットですが、作業中に手袋を外す手間がなく便利だと言えます。
農業や園芸に従事する人、趣味でガーデニングをやるなど、ハードな手作業を行う人はこのようなゴム手袋を使う傾向があるようです。
土を触ったり、水に濡らしたり、多様な作業にはやはり布手袋よりゴム手袋の方が安心できるみたいですね。
ゴム手袋の蒸れは、手荒れにとっても大敵です。肌がふやけて柔らかくなると皮膚のバリアー機能は低下し、手汗を放っておくと雑菌が繁殖したり衛生的にも良くありません。
汗をふかずに放置していると手肌の乾燥はさらに進み、手荒れ以外の皮膚病の危険性もあるのです。手を保護するための手袋で蒸れないように注意しましょう。