極度の手荒れによって指が切れる場合の治療方法について
手荒れによって指が切れる
手荒れも極端に悪化してしまうと、指先の皮がむけたり切れたりすることがあります。ここまで重症化してしまうのはいったいなぜなのか、そして治療や予防方法を見ていきましょう。
進行した手荒れ症状の一つに、手や指の皮が硬くなって剥ける、切れるなどの状態があります。
実際、このように悪化してしまうと痛みやかゆみも相当に激しく、日常でも指が動かしにくいなど大変な影響を与えてしまいます。
初期の手荒れ症状は、肌が軽く乾燥したりかさつきを感じるなどですが、ゴム手袋で保護しハンドケアをしていれば、重症化を防げます。
ところがハンドケアや適切な治療をせずに放置していると、症状は徐々に悪化の一途をたどっていきます。
手の表面には赤みや水疱なども出始め見た目にも判別できるようになり、かゆみも強まり日々の手の動きや作業にも苦痛を感じ始めてきます。
それでもよくならない段階に入ると、手の全体が赤く腫れ、不快な症状も慢性化していきます。かゆみや痛みもいっそう強まり、ひどくなるともはや指を動かすこともできなくなるので、大変なことですね。
治療方法
ではそうなってしまったときには、どんな治療をしたらよいのでしょうか。ひび割れやあかぎれなどで痛みがある場合は、傷口を清潔に保ち消毒などを小まめに行って感染を防ぎます。
その他には予防として、絆創膏やテーピングなどで傷口を覆い、ばい菌や乾燥などから保護します。水を使うときなどはゴム手袋の装着し、患部を守ります。
この時ゴム手袋内にも雑菌が付着しないよう、手袋もなるべく洗って清潔にするなど注意しましょう。ゴム手袋は保護力がとても強いですがそのぶん密着性も気密性も高いです。
汗などで肌がふやけてしまうと、傷口の治りが遅れる傾向があるので、なるべくこまめに外して蒸れを防ぎましょう。
しかしそれでも治らないどころか悪化の兆しがある場合は、別の皮膚病の可能性も念のため考えて、皮膚科を受診し適切な治療を受けましょう。
医師の指導の下での治療、投薬によって回復が早くなる可能性もあるので、なるべく早めに行きましょう。手荒れは放置していると自然治癒をすることはまずありません。
しっかり保湿、保護をしてそれでも治らないようでは病院に行く以外治る方法がなくなります。
日々頻繁に使う手が使えなくなると、心理的につらいだけでなく生活にも支障がでてくることもあります。そうならないためにも、早めの対策と毎日のお手入れを欠かさないようにしましょう。