手荒れによる水泡が発生するのはなぜ?原因について
手荒れによる水泡
手荒れが進むと時に水泡が出来てしまうことがあり、とてもかゆくてつらいものです。いったいなぜ水泡が出来てしまうのか、その原因と対策について知っておきましょう。
水泡の原因
手荒れによってできてしまった水泡の原因は、皮膚の防御反応の現れと考えられています。手は常に外に晒され、様々な刺激を受けています。
水仕事で触れる水の感触や洗剤などの異物、乾燥した空気など、それらの感覚に反応し過剰になると表皮の部分にリンパ液などの体液が溜まります。
体内でバリア機能が働くときは、このようにしてリンパ液が防御物質を送り、患部に集中して溜まった結果起こることがあります。
さら手の部分の肌は角質層がとても厚く、うるおいを保つためにたくさんの水分と皮脂分を必要とします。しかし、手肌には汗腺はあっても皮脂腺がないため、慢性的に乾燥しやすい環境にもあるのです。
乾燥しやすいうえに酷使される、毎日のように皮脂が流出していくと角質はどんどん剥がされていき、わずかな刺激にもアレルギー反応を起こします。
そうなると手の炎症が湿疹に繋がり、時には水泡が表れるなど重症化してしまいます。
手荒れによる水泡の予防
このように、手荒れが進んでしまうと水泡ができてしまう原因が分かりましたが、では予防のためにできることはどんなことでしょうか。
一番は手荒れの悪化を食い止めることです。早い段階にハンドクリームや手の保湿剤などでケアを心がけておけば、手荒れ症状の進行を抑えることは十分可能です。
しかし忙しい生活をしていたり、クリームなどによるべたつきが気になってしまうなどの理由がある場合は、どうしても放置しがちになります。
その場合は、たとえば寝るときなど手を使わなくなる前にクリームや薬を塗るなどの工夫をするといいですね。そして、日常生活も少し見直してみましょう。
不規則な生活やストレスを抱え込む、乱れた食生活など、健康に良くない生活態度は自律神経失調症の原因にもなります。
自律神経のバランスが崩れると、肌に必要な水分や栄養分が渡らず、手荒れしやすい肌質になってしまいます。総合的な健康維持、管理をすることで手荒れも防げたらそれが一番です。
私たちが毎日何かをする時、そのほとんどの場面で手を使うと言っても過言ではありません。
もしも手が使えない、手を使うのが痛くて苦痛などの状態になってしまうと生活への支障はとても大きなものになります。水泡ができるほどまで放置せず、出来る限り早めに対策を立てていきたいものですね。