手荒れは塩水を使えば治る?主婦のお悩み解消のポイント
手荒れに塩水
手荒れに有効だとされている民間療法の一つに、塩水に手をつけると湿疹が良くなる、という話を聞いたことがあります。本当に効果があるのでしょうか。
塩水で手荒れを治す
塩で肌を洗うと、確かに良い効果もあるようです。塩水にはマグネシウムが豊富に含まれていて、その中にすぐれた殺菌作用や洗浄能力があるといいます。
また、塩で洗うことでソフトピーリングの効果も期待できるので、固くなった角質を落としやすくし、毛穴の黒ずみを抑えたりできるともいわれています。
他にも新陳代謝を活発にする、血流を良くするなど、お肌にとってありがたい効能がいくつもあるようです。
実際に、重いアトピー性皮膚炎に悩む患者が、海水浴に頻繁に行くことで肌質を改善した話もありますので、塩水療法にも一定の効果を示す場合もあるのですね。
塩水での肌ケア
同じ皮膚なので、その効果を手荒れにも応用することももちろん可能で、コツややり方も洗顔と同じ方法で行えます。もし塩水で手荒れのケアを行う場合は、ぬるま湯を洗面器一杯くらい張り、スプーンで塩を入れてかき混ぜます。
この時使う塩の量は少なすぎないほうがよく、洗面器の底に少し沈殿するくらいのほうが、より効果を感じることができます。目安としては、海水の塩分濃度に近いくらいが理想です。
なおこの際使用する塩は食塩でも可能ですが、より粒子の小さなものの方が刺激を少なく感じられるようです。
一方で、塩水での肌ケアにも、必ずしもデメリットがないわけではありません。塩洗顔にはソフトピーリングの効果があるといわれている分、肌への負担もそれなりに強くかかります。
なので、やりすぎると当然必要な皮脂が流出してしまうので肌のバリア機能が低下し、肌荒れが悪化してしまう危険もあるので十分注意が必要です。
頻度としては、週に1回程度でよいとされてます。また、全ての人に対して、塩水スキンケアが良い効果を与えるとは限りません。塩分が肌に合わないことでヒリヒリした痛みを強く感じたり、赤みが出ることもあります。
そして手荒れの症状がひどく、傷や出血、水疱などがある場合は悪化する危険性がとても高いので、その場合はできません。このような状態になったら、塩水でのお手入れは向いてないので、すぐにやめて医師に相談しましょう。
家のキッチンに必ず置いてある身近な存在の塩が、このように肌のお手入れにも使うことができるのは少し意外ですね。うまく活用して、水仕事の手荒れから解放されたいですね。