手荒れがヒリヒリして赤みを持っている場合は特に注意が必要
手荒れがヒリヒリして赤みを持っている
かゆみや痛みなど、不快で苦痛な様々な症状を引き起こす手荒れ、ひとたびかかってしまうと本当につらいです。
それに手は常に露出し人目に触れる部分だけに、赤みなどの症状が出始めると見た目にも痛々しい上に、実際に痛みを感じます。そうならないためには、どんなことに注意していけばいいのでしょうか。
手荒れの進行
手荒れの進行は、症状の度合いによって大まかに5段階くらいあると言われています。初期の状態では、全体に軽い皮膚の乾燥を感じる、指先が少しカサカサするなどです。
この段階ではハンドクリームなどのセルフケアを毎日きちんと行うことで、症状の進行を食い止めることができます。
しかし、それを放置してしまうと手の全体がカサつき始めたり、さらに指紋が薄くなったり皮剥けや軽度のひび割れを見ることになります。
この時点でも医者に行く人は少なく、市販の塗り薬やハンドクリームなどで抑えようとします。それでも良くならないと、肌はごわごわしたり大きなひび割れが出来るなど、かなり進行します。
見た目にも赤みが目立ってきたり、傷口から出血したりと分かりやすくなります。そして重症化すると、腫れが出てかゆみが出てきます。しつこくて激しい手のかゆみに悩まされ、掻かずにいられない状態が続いてかゆみはさらに悪化します。
最終的な段階になると、かゆみも痛みも激しさをまし、ところどころに水疱も見られるようになります。そして指が曲げられない、何に触れても痛いなど、日常生活に大きな支障が出てくるので怖いですね。
手荒れは放置してはいけない
このように手荒れが進むと、痛みやかゆみの苦痛だけでなく、生活にも影響を与えてしまうので大変なことになってしまいます。
手荒れだからと甘く見てはいけません。身近な病気だからこそ、悪化しないうちにきちんと治療しなければなりません。ヒリヒリと痛みが続く、赤みなど見ただけでわかるようになると、注意が必要な時期です。
こうなると自然治癒やホームケアだけで治ることがとても難しくなるので、皮膚科の受診と治療以外、方法がありません。
しかしこの時期にきちんとケアし治していけば、今後手荒れに気を付けるようにもなり肌質の改善にもつながります。
手荒れにとって一番やってはいけないのが放置です。痛みや赤み、かゆみなどを感じたらそのままにせず、できるだけ早いうちの受診をしましょう。
日々のほとんどの物事で手を使っている私たちですから手が使えない、使うのが苦痛になるときの悪影響ははかりしれませんね。