あなたは手荒れしやすい?アレルギー体質を検査してみよう
手荒れのアレルギー検査
毎年のようにしょっちゅう手荒れに悩まされてしまう人がいる一方で、ほとんど手荒れをしない、またはしたとしても軽症で終わる人など様々です。
その違いはいったいどこにあるのでしょうか。
普段からハンドクリームなどでのホームケアを怠らずにきちんとお手入れしているにもかかわらず、なぜか手が荒れやすい人がいます。
しかし、これといったケアもしておらず、水仕事も普通にやっているのに手荒れ知らずな人もいて、疑問に感じることもよくある話です。
これは元々の肌質が根本的に違うということが一番大きな理由ではありますが、さらに見てみると、アレルギー体質の有無も関わってきている見方が強いです。
アトピー性皮膚炎を持っていたり、肌質が薄くて敏感であるほど、荒れ性になりやすい傾向があるようです。そこで、もし気になるようであれば、一度アレルギーの検査を受けてみると対策が立てやすいです。
手荒れの症状はアレルギー反応の一つ
手荒れの症状はアレルギー反応の一つです。水や洗剤類、職業などで使用する薬品など、外部からの人工的な成分は手肌にとって刺激物となります。
そして家事や手洗い、園芸や軽作業など、手や指先を頻繁に使う作業などで手の水分はどんどん奪われていくのです。
これらの日常的な活動は正常な肌の状態であれば、皮脂膜が遮断し保護しますが、このバランスが崩れると手荒れの症状を起こしやすくなります。
アトピーや敏感肌などの体質の人は、皮膚が乾燥しやすいだけでなく、外から触れる刺激物に対しても過剰反応しがちです。
そこで、自分の肌がどんな物質にアレルギー反応を起こすのかを知っておくことで、それに合った方法で治療していきます。
特定する検査方法はパッチテストで、抗原が特定されたら食事療法や減感作療法などを行い、経過を観察していきます。
この方法は長期間に及ぶとても根気のいる治療法ですが、自分の体質をしっかりと知り、合わせた対策をとっていくことはとても大切です。
原因となる物質を遠ざけ、症状を極力抑えて、ストレスができるだけかからないように生活しましょう。そうすることでさらなるアレルギー発作の悪化を防ぎ、つらい手荒れの症状から解放されることに繋がります。
今までずっと悩まされてきた手荒れですが、原因が確定されることでしっかりと予防することが可能です。
持って生まれた体質を変えることは容易ではありませんが、その分最適な対処ができて、手荒れの痛みやかゆみを無くすこともできるのです。