ダンボールによく触れる人が選びたい手荒れ対策のハンドクリーム
ダンボールによる手荒れ対策のハンドクリーム
主婦や美容師、調理場の洗い場担当者など、水仕事をハードに行う人に手荒れが多いことはよく知られています。
しかし実は、それ以外の仕事を持つ人の中にも、職業病としての手荒れに悩む人たちがいるのです。それはどのような職種なのでしょうか。
その職業は、ダンボールを頻繁に扱う仕事です。物流センターでの梱包作業、コンビニやスーパーの店員、食品工場での作業員など、これらの職業の人は日常的にダンボールを触る機会が多くあります。
製品を箱詰めしたり、逆に大量に送られてきた食品や日用品を開けるときなど使用されているものにダンボールをよく見かけます。
しかしこのダンボールが、手荒れを起こしやすい原因になっているのです。いったいなぜ、ダンボールが手荒れを引き起こすのでしょうか。
ダンボールなどの紙製品は、吸湿効果が高いため、手や指先の水分や皮脂を吸い取ってしまいます。そのため、肌や指先がとても乾燥しやすくなるのです。
また箱に詰める、開けるなどの作業は手を酷使するため、作業中は常に触覚による刺激を受け続けています。このため肌のバリアー機能も弱まり、絶え間なく続く摩擦により角質が弱くなっていきます。
さらに悪いことには、ダンボールは丈夫さを保つために薄く強化剤が塗装され、滑りやすくなります。手荒れ予防に必要なゴム手袋を使えないことも多く、素手による作業を余儀なくされていることもあるのです。
仕事上ダンボールに触れる作業が多い人のハンドケア
では仕事上ダンボールに触れる作業が多い人は、どんなハンドケアを行えばよいでしょうか。長時間続く作業内容を考えると、塗り直す回数が少なく、べたつかないタイプのハンドクリームがおすすめです。
指先をハードに使い、かつ細かい動きも多いので、肌触りにフィット感があるものだと使いやすいです。そして水分、皮脂分ともにかなり吸われてしまうため、保湿効果の高いものを小まめにつけていくと乾燥を防げます。
作業が長時間に及ばないように、できるだけ小まめに休憩をとって手を休めます。その間に、ハンドクリームなどで保湿をしてあげると、指先の乾燥や紙の摩擦刺激による皮膚の硬化を少しでも予防できます。
普段のお手入れを軟膏タイプ、作業中はクリームタイプと分けると理想ですね。通販が普及し宅配で品物が送られてくるネットショッピング、忙しい生活の中ではとても便利で利用者も急増しています。
しかしその陰で、ダンボールの手荒れと戦いながら仕事をしている人のことを思うと、ありがたい気持ちになりますね。